公益社団法人下関法人会では、国税庁の広報週間「税を考える週間」(毎年11/11~11/17)に併せ、下関納税貯蓄組合連合会主催のコンクールに協賛し、優秀作品には下関法人会会長賞を贈呈しています。

令和7年度公益社団法人下関法人会 会長賞 受賞作品をそれぞれ2点ご紹介します。

 

令和7年度 中学生の税についての書写

【確定申告】

公益社団法人下関法人会会長賞

下関市立山の田中学校 2年 倉本 侑青さん

【郷土を創る税】

公益社団法人下関法人会会長賞

下関市立豊田中学校  3年 原本 珠妃さん

 

令和7年度 中学生の税についての作文

公益社団法人下関法人会会長賞

山口県立下関中等教育学校 3年 植田 葵衣さん

「税金で回る風車」

 私は、買い物をしているときに値札に書かれていた価格を見たら、お会計をするときに消費税が入って少し高くなっていてびっくりしたことがありました。そして、今回この「税」の作文を書くときに税金の種類を調べてみたところ、所得税、法人税、消費税、相続税、贈与税、関税、酒税、たばこ税、印紙税、道府県民税、事業税、自動車税・・・と日本で課されている税金が思っていたより多くておどろきました。そして、こんな多くの「税金」は私達の身の回りに使われています。例えば学校で配られる教科書や病院、救急車、公共交通の整備、図書館や美術館など身近にあるもので、よく利用しているものがたくさんあります。
 しかし、外国と比べてみると日本の税金には色々な問題があるようです。例えばスウェーデンと日本を比べてみると日本は消費税が十%で、平均年収が約四百五十万~五百万で
医療費が一部負担、教育費が公立小中は無料なのに比べ、スウェーデンは消費税が二十五%で、取得税も日本より高く、平均年収は五百五十万~六百万円で、医療費は税金で賄うためほぼ無料、教育費が原則大学まで無料と、スウェーデンの税金は日本より高いですが、教育や医療が無料で受けられるし、失業した時へのサポートも手厚いそうです。一方、日本は消費税が高いのに給料が変わらず、生活が苦しいという声もよく聞きます。こんな中で、「もう税金なんてなくてもいいんじゃない?」と思う所もあります。でも、もし本当に税金がなくなるとどうなるでしょうか?学校の教科書や病院も自分でお金を払わなければならなくて、ゴミの収取がこなくなったり信号が使えなくなったりと税金がないのはとても不便で不安なものになってしまうことが分かります。だからと言って税金が高すぎるのも困ります。必要なのは「必要な所に、無駄がなく」ということです。最近ではAI化が進み、人間がやっていた計算などの仕事をAIがするようになってきました。もし、技術がもっと発達して、役所の手続きや税金の計算、管理などをAIが効率的に行えるようになったら、人件費が削れて税金が少なくなって質の高いサービスを維持できる可能性があります。
 税金は社会を過ごしやすくするために欠かせないものです。多すぎたら国民の負担が増えるし、少なすぎたら社会が成り立たなくなります。だからこそ、社会などの仕組みをよく知り自分達のお金がどこに使われているのか考えることが大切だと思いました。今回、この作文を書いていく中で税金について詳しく知ることができました。これからはAIなど新しい力を使うことでよりよい社会ができるのではないかということに気づきました。税金について考えることは、未来を考えることでもあったのです。

 


公益社団法人下関法人会会長賞

下関市立日新中学校  1年 増井 優作さん

 

「あなたの税で未来が変わる」

皆さんが「税」と聞いて、思い浮かべることは、何ですか?消費税・関税・所得税…と人それぞれに思い浮かべる税は、違うと思います。では、なぜ税はあるのでしょう?べつに税を納めなくても大丈夫だろう、という人もいるかもしれません。しかし、税は見える形で係わっています。例えば、学校や公園、橋など公共の物は税で造られたり、修復されたりしています。なので、税はみんなのためになっています。もしも税がない社会を想像してみてください。税は払わなくていいですが、公共物は誰が造ったり、修復したりしますか?造ったり修復するにしても、多額のお金がいりますし、何人かで造るので、労働費も必要になります。このことから、税はみんなの生活を豊かにしているのです。しかし、今は税率が高すぎることや、少子高齢化が進んで、社会保障を全ての世代のためのものに転換するために消費税率が高くなったりして、ちょっと生活が厳しくなっています。
 僕たち子供たちにとっては、税は身近なところで使われています。例えば、教科書の裏側を見ると、税で無償で提供されていることが書いていたり、病院に行ったら、子供は医療費を払わないでよかったりしています。これは、次代を担う子供たちへの、願いや思いが込められています。なので、僕たちは今、こうして勉強できるのや、健康に過ごせるのも、税のおかげだと思い、感謝して生活していきたいです。
 ところで、なぜ消費税や所得税、法人税といった税がいっぱいあるのでしょう?全部合わせて払えばいいと思います。しかし、いろいろな税を納めることによって、国や地方公共団体がそれぞれに税を集めていたり、特定の人たちだけが、税の重みを感じないように、工夫されているのです。
 前までは、なぜ税があるのかや、税なんて納めなくてもいいだろうと思っていました。しかし、税でいろいろな物が買われたり、造られたりしていることが分かりました。当たり前のように学校に行って授業を受けたり、ゴミがあふれていない、きれいな街に住めているけど、それは税でその生活ができています。税は、通常価格に何%かついて、中途半ぱで、いいイメージがありませんでした。しかし、みんなのためになっていることを知って、税を納めて世の中のためになったらいいなと思いました。皆さんも税を納めて、もっと住み心地の良い社会を作りませんか?きっとあなたの税で未来は変わります。